ネパールの雨季の交通事情まとめ！【雨季はリスク大！】

ネパールはもうすぐ雨季になります。「もうすぐ」というか、今年は例年と比べて気候が変で、雨が多いので、もう雨季になっているかもしれませんが。

雨季に旅行に来る人は少ないとは思いますが、雨季にネパールに来る人のために、ネパールの雨季の交通事情を説明していきたいと思います。

ネパールの雨季の交通事情は悪い！

ネパールの雨季の交通事情は、ハッキリ言って悪いです。というか、最悪です。日本だと、台風で一時的に交通事情が麻痺することはあっても、「梅雨だから、バスが走らない」ということはありませんよね。

ネパールでは、普通のことです。道路事情が良くないので、雨が降るとバスや車が走れなくなります。

さすがにカトマンズ市内や幹線道路は、雨季で走れなくなることはほとんどないですが、ちょっと山の中に入ると、「雨季だからバスは走らない」とか「雨季だから、どこまで行けるかわからない。途中で引き返すこともあるよ」とかよくあります。

ちなみに、こちら。

カトマンズの中心部に近い、うちの近所。普通にマイクロもバンバン走るし、大型バスもバンバン走る交通量の多い道路です。でも、こんなほぼ未舗装。

一国の首都であるカトマンズ、しかも中心部でこれなので、農村部に行ったら…。

舗装されていない道路が多いですし、一応舗装されていても、ネパールレベルの舗装（？）なので、よくがけ崩れが起こります。洪水もよく起こります。

そんな道をおんぼろバスが定員オーバーで走るのですから、事故は多発します。雨季には「バスが崖から転落して、〇人死亡」とか「マイクロが川に転落」というニュースが多いんです。


じゃあ、飛行機はどうなの？というところですが、飛行機…。私は、ネパール国内線は基本的に信用していませんので…。


特に、山間部を飛ぶ飛行機は、雨季には絶対に乗りたくないですね。カトマンズ～ルクラ、ポカラ～ジョムソン、ネパールガンジ～ジュムラ等々。


山間部を飛ぶ飛行機は、乾季でもできれば乗りたくないのが本音ですが、雨季は特に霧が発生しやすいので、危険度が増すんです。


つい先日もルクラ付近で飛行機が墜落しましたし、その翌々日にはバジュラという西ネパールあたりでも飛行機事故がありました…。（ネパールに長年住むと、国内線の事故はそれほど驚かなくなります。）

雨季に移動をするなら、ケチってはいけない！

雨季はネパールの交通事情が悪く危険です。でも、雨季でもネパール旅行をしたいという人もいますよね。

そういう人は、どうすれば良いのか？答えは、リスクを承知の上で、お金をケチらないことかなと思います。

ネパールって、意外と物価が高いんですよね。超ローカルな生活をすれば、それなりに安く生活できますが、旅行者にとっては「思ったよりも、お金がかかる」と思うことがたびたびあると思います。

だから、交通費はできるだけ安く抑えたい。それはよくわかります。ただ、命に係わることにお金を惜しんではいけません。

ネパールの雨季は、安全第一で移動すべきです。

いや、だってね。ネパールで事故に遭ったらですよ？生命の危機に直面するわけです。運よく命が助かってもですよ？きっと、事故はカトマンズ市内ではなく、地方で起こるわけですよね。

そうすると、飛行機事故なら、ネパール軍がヘリでカトマンズの病院に運んでくれますが、普通のバスの事故なら、ローカルな病院というか診療所（？）に運ばれるわけです。

ローカルな病院なんて、まともな医療設備はないし、ハッキリ言って不衛生だし、日本人に耐えられる環境ではないのですよ。

こんなリスクも考えると、やっぱりネパールの雨季に移動するなら、安全第一でお金を惜しんではいけないのです。

おすすめの交通手段は？

では、ネパールの雨季に旅行するなら、どの交通手段を選ぶべきなのか。私の経験をもとに説明していきます！

ポカラやチトワンに行く場合

ポカラかチトワンに行く場合は、それほど心配はいりません。一応幹線道路が走っていますから。ローカルバスに乗らずに、ツーリストバスを選べば、大丈夫だと思います。

ただ、チトワンへの道は現在工事中なので、今に限っては空路の方が良いかもしれません。

ツーリストバスがない地方へ行く場合

ツーリストバスがない地方へ行く場合は、ローカルバスは止めましょう。ここはお金をかけてでも、チャーター車で行くべきです。ネパールで車をチャーターすると、まぁそれなりに高いですが、それでも私ならチャーター車で行きます。

一人でチャーター車は高いですが、複数人なら1人当たりの料金は安くなります。そして、ドライバーに「ゆっくり安全に運転してよね！」と何度も言っておきましょう。

山間部へ行く場合

山間部へ行く場合は、行かないほうが良いのですが。。。それでも行く時は、、、う～ん。運を天に任せるしかありません。航空会社による違いもそれほどないでしょうし。

できるだけ朝早い早朝便を予約すると、リスクは少なくなるとは思います。私なら、なんとなくという理由ですが、TARA Airを選ぶかなぁ。

いや、理由はないですが、一応Yeti Airの子会社だし、山間部を飛ぶ航空会社の中ではなんとなく一番信頼できる気がするので。

まとめ

ネパールの交通事情、お分かりいただけたでしょうか？

ネパールの雨季は、緑が豊かで、とても美しい風景が広がります。ランタンは高山植物の宝庫ですので、雨季のトレッキングも人気らしいのですが、それなりにリスクもあるんです。

安全第一、お金はケチらない！これを忘れず、雨季のネパールを楽しみましょう！